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転職市場での効き方
2級管工事施工管理技士
A=配置・実施の要件として名指しされる
11業種で主任技術者になれる(建設業法)
2級だと小さい現場だけ、と思っていませんか
4,500万円は、元請が下請に出す総額の線です。あなたが担当できる工事金額の上限ではありません。
2級管工事施工管理技士は、管工事の主任技術者と、一般建設業の営業所専任技術者の要件を、合格した時点で満たします。
断水と夜間と休日出勤を続けたまま1級を待つ。その時間は、あと何年ありますか。
求人票の「1級必須」には、会社の好みではなく建設業法で決まっている部分があります。
2つ
2級では実務経験を足しても代われない配置は、この2つだけ(管工事の監理技術者/特定建設業の営業所専任技術者)。管工事は指定建設業なので、この2つは1級管工事施工管理技士か技術士に限られます。下請の主任技術者と、一般建設業の営業所専任技術者は2級で足ります。
リンク先は、建設の転職支援サービス「建設転職ナビ」のサイトです。求人を持っているのも、条件で絞り込む検索画面を持っているのもそのサービス側で、このページに求人は載っていません。会員登録をしなくても検索が使えることは確認しているので、「1級必須」か「2級可」か、勤務地、転勤の範囲は、その画面でご自分で確かめてください。
建設転職ナビのサイトへ転職するかどうかは、求人を見てから決めれば大丈夫です。
この数字が意味すること
管工事は、建設業法の指定建設業です。だから管工事の監理技術者と、特定建設業の営業所専任技術者の2つは、実務経験では代われません。1級管工事施工管理技士か技術士に限られます。求人が1級を求める制度上の理由になり得るのは、この2つです。一方で、下請に置く主任技術者と、一般建設業の営業所専任技術者は2級で要件を満たします。「1級必須」か「2級可」かは、求人票の気分だけでなく、建設業法の側でも分かれています。
4,500万円(建築一式は7,000万円)は、元請が下請に出す総額がこの線を超えたときに監理技術者を置く、という基準です。2級保有者が担当できる工事金額の上限ではありません。下請側の主任技術者としてなら、金額の大きい現場にも入れます。「4,500万円未満の現場しか回れない」と自分で線を引いているなら、応募をやめた求人の中に、制度上は要件を満たしているものが混ざっている可能性があります。
会社の側にも、2級を置く理由があります。一般建設業の許可は、営業所ごとに専任技術者を置くことが条件です。管工事でその役を務められる国家資格の一つが2級管工事施工管理技士で、つまり許可の看板そのものを支える人になります。経営事項審査でも技術職員として点数が付きます(1級5点・2級2点)。自分で「格下」と思っている資格が、会社側では配置と点数の計算に入ります。ただし、それが手当や給与に反映されるかどうかは会社ごとに違います。
2級管工事施工管理技士を持つ人が、先に知りたいこと
断水・夜間・土日の改修から抜けたい。新築中心の会社に移れば減りますか
新築か改修かだけでは決まりません。効きやすいのは建物の用途です。病院・ホテル・商業施設は営業を止められないので、配管切替や機器搬入が夜間と休日に寄ります。面接では「施工中の建物用途」と「稼働中の建物を止める工事が年に何本あるか」を聞いてください。会社の看板より、この2つが生活に効きます。ただし夜間・休日の多さを会社ごとに示した公表統計は実査では見つからず、ここに書いたのは工事の性質から来る構造の話です。
1級を取ってから動くべき? 技士補で止まっていますが、あと何年ですか
1級第二次検定は、1級第一次検定に合格していることが出発点です。そのうえで、①一次合格後の実務経験5年 ②特定実務経験1年以上を含む3年 ③監理技術者補佐として1年、のいずれか。2級第二次に合格済みの人も、1級第一次に合格していることが前提で、そのうえで2級合格後5年(特定実務経験1年を含めば3年)というルートを選べます。特定実務経験とは、請負代金4,500万円以上の工事で、監理技術者・主任技術者の指導を受けて、または自ら主任技術者として行った経験です。2級に受かった日から時計が回っている場合があります。自分がどのルートに当たるかは、受検年度の受検の手引で確かめてください(旧受検資格による経過措置も並行しています)。
給排水衛生しかやっていません。ビル空調のサブコンに入れますか
同じ管工事でも、空調(熱源・ダクト・風量調整・制御)と給排水衛生(給排水・ポンプ更新・漏水・断水切替)は求められる経験が別物です。衛生の経験だけで空調の即戦力枠に通る、とは言えません。一方で衛生改修を主力にする会社なら、断水切替の段取りは同じ土俵の話になります。ただし評価するのは会社です。求人票の必須要件と、面接で直近の担当工事をどう聞かれるかで確かめてください。求人はまず空調か衛生かで分けて見ると早いです。
転勤と単身赴任は、どこまで覚悟が要りますか
転勤の範囲は会社ごとに違い、会社単位で示した公表統計は実査では見つかりませんでした。匿名の口コミは、ここでは根拠に使いません。確かめる場所のほうは決まっています。雇用契約書の勤務地条項と、就業規則の配置転換の定めです。面接では「地域限定の区分があるか」「直近3年で転居を伴う異動が何件あったか」を聞いてください。求人票の「勤務地」欄だけでは、転居の可能性は読み取れません。
2級管工事は、管工事以外の現場でも主任技術者に使えますか
国土交通省の配置技術者一覧では、2級管工事施工管理技士は管工事の主任技術者に無条件でなれます。加えて、その業種で資格取得後5年以上の実務経験を積めば、水道施設・消防施設・清掃施設・熱絶縁・機械器具設置・さく井・建具・板金・鉄筋・しゅんせつでも主任技術者になれます。この5年は業種ごとに数えます。管工事での5年は代わりになりません(一覧の凡例は「枠内の数字:資格取得後、必要な当該業種の実務経験年数」)。つまり合格した時点で無条件なのは管工事の1業種で、残り10業種はその業種での5年が条件です。会社が上下水道の許可業種を持つ場合、ここが配置の選択肢になります。
判定の根拠となる法令・一次資料
以下は一次資料に基づく要点の要約です(原文は各カードの出典リンクから)。これらの資料が示す配置・登録の要件を、当サイトの基準に当てはめて判定しています。
ここは言い切れません
判定の適用条件と、この資料だけでは言い切れない点です。
- 年収が上がる・転職に有利・評価される、とは言えない。賃金統計には管工事施工管理に対応する職種の区分が立っておらず、1級と2級の年収差を1つの数字で示すこともできない(求人サイトの自己申告値は出典によって大きく割れているので、このページでは使っていない)
- 国土交通省の一覧は配置技術者の要件であって、求人での扱い(必須・歓迎・手当)は別の資料。「2級可」の求人が何件あるかを機械的に数えた公開集計は、実査では見つからなかった
- 1級第一次検定に合格して技士補になると就ける監理技術者補佐は、2級だけでは要件を満たさない。1級第二次検定も、1級第一次に合格していない人は年数を待っても受けられない
- 夜間・休日の多さを会社単位で示した公表統計は、実査では見つからなかった。ここに書いたのは建物用途と工事の性質から来る構造であって、個々の会社が実際にどうかは面接で確かめるしかない
- 転勤・単身赴任の実態を会社単位で示した公表統計も、実査では見つからなかった。口コミは出典として使わない
いま、このページでできること
サービス側の検索画面で求人を開いたら、まず「1級必須」と「2級可」で分けてください。次に残った「2級可」の中で、①施工中の建物用途(病院・ホテル・商業か、事務所・新築か)②空調か給排水衛生か ③勤務地と転勤の範囲(求人票の勤務地欄で見て、地域限定の区分があるかは面接と雇用契約書で詰める)の3つを、いまの条件と並べて見てください。応募するかは、並べたあとで決めれば大丈夫です。
リンク先は、建設の転職支援サービス「建設転職ナビ」のサイトです。求人を持っているのも、条件で絞り込む検索画面を持っているのもそのサービス側で、このページに求人は載っていません。会員登録をしなくても検索が使えることは確認しているので、「1級必須」か「2級可」か、勤務地、転勤の範囲は、その画面でご自分で確かめてください。
建設転職ナビのサイトへ転職するかどうかは、求人を見てから決めれば大丈夫です。
資格を活かせる転職先の例
主任技術者の配置が必要な工事を持つ会社が候補になります。業種によっては資格取得後の実務経験が必要です。
他にも資格をお持ちなら、同じ物差しの判定を確認できます