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転職市場での効き方
1級電気通信工事施工管理技士
S=上位の配置・選任に就ける(監理技術者・専任の技術管理者など)
1業種で監理技術者になれる(建設業法)
その1級、なくても現場は回ると思っていませんか
日勤からそのまま夜勤に入り、翌朝5時まで。転勤の行き先も時期も、自分では選べない。
それでも動かないのは、外に出たら未経験扱いになると聞いたからだと思います。
会社の書類の上で、あなたが技術職員1人として何点で数えられているかを、先に出します。
会社が公共工事の入札に出るとき、あなたは技術職員1人として何点で数えられるか。
5点
1級技術者としての5点。資格のない実務経験者は1点で、その差は5倍です。監理技術者資格者証の交付と監理技術者講習(5年ごとの更新)の修了までそろうと6点になります。これは技術職員1人あたりの点数で、会社の経審の総合点でも、あなたの年収でもありません。
リンク先は転職サービス「建設転職ナビ」のサイトです。このページで個別の求人や企業名を出すことはしません。勤務地・転勤の有無・残業・年収を並べて見るところから先は、そちらで進めてください。
今の年収で、転勤なしの求人条件を確認する転職するかどうかは、求人を見てから決めれば大丈夫です。
この数字が意味すること
経審の点は、会社が公共工事の入札に出るときに、技術職員1人をいくつとして数えるかの点数です。同じ現場を仕切っていても、資格のない実務経験者は1点、1級を持っているあなたは5点。監理技術者資格者証の交付と監理技術者講習の修了までそろえば6点になります。会社があなたを実務経験だけの人に差し替えると、その1人分は5点から1点に落ちます。ただし、会社の経審の総合点が同じだけ下がるという意味ではありません。技術職員の点数は全員分を合計してから、式で会社の評点に換算されます。現場が回るかどうかと、書類の上で代えがきくかどうかは、別の話です。
国土交通省の「配置技術者となり得る国家資格等一覧」で、電気通信工事業の欄が監理技術者の側の色になっているのは2つです。1級電気通信工事施工管理技士と、技術士の電気電子部門・総合技術監理部門(電気電子)。施工管理の技術検定としては、この1級だけです。そのうえで、電気通信工事業は指定建設業7業種(土木・建築・電気・管・鋼構造物・舗装・造園)に入っていません。一覧の備考にも、主任技術者になれる人が建設業法第15条第2号ロの要件を満たせば監理技術者になり得る(指定建設業は除く)と書かれています。つまり電気通信では、資格がなくても実務経験の積み上げで監理技術者の席に座れる。だから社内では資格が軽く見えます。軽く見えているのは配置のしやすさであって、書類の上の点数の付き方ではありません。
だから、いまあなたが手元に置ける数字は5点で、次に取りに行けるのが6点です。6点に必要なのは追加の試験ではなく、監理技術者資格者証の交付と、5年ごとの監理技術者講習の修了。自分の値段を言い出すときに机に置けるのは、この差です。ただし点が付くのは会社であって、あなたの年収ではありません。そこから先は会社ごとに違います。
1級電気通信工事施工管理技士を持つ人が、先に知りたいこと
夜勤と転勤は、本当に減らせるのか
転勤の有無は、求人票の勤務地欄で確かめられます。夜勤は書かれていないことが多いので、面接で聞く項目としてメモしておいてください。夜間になる理由が、道路規制ではなく「稼働中の通信を止められない」側にある工事だと、工期を詰めても夜間のままになることがあります。どのくらい減らせるかは、会社と、担当する工事によります。年収がどう動くかについては、公表されている賃金統計が職種別で、資格別の区分そのものが立っていません。だから「この資格で年収がいくら動くか」は、このページでは出せません。
この資格を持っている人は、何人いるのか
名称がそろっている令和3年度から令和7年度までの5年で、第二次検定の合格者は9,973人です。直近の令和7年度は、国土交通大臣指定試験機関である全国建設研修センターの発表で、受検者5,435人・合格者1,971人・合格率36.3%(令和8年3月4日発表)。同じ5年で比べると、1級電気工事施工管理技士は24,419人です。電気通信は令和元年度に始まった検定で、元年度・2年度は名称が「実地試験」でした(2,860人・3,307人)。その2年も足した7年の累計で16,140人。試験機関が年度ごとに発表している合格者数を足したもので、母数の違う期間は並べていません。制度がまだ7回しか回っていないぶん、絶対数が少ない、という読み方ができます。
基地局しかやってこなかった。行き先はあるのか
キャリアの設備投資額は、このページでは書きません。手元にあるのが調査会社の見込み値で、各社の決算資料で年度ごとの実績まで確かめられていないからです。かわりに、自分の手元で確かめられることを1つ。この1年で、あなたが担当した基地局の案件は、増えましたか、減りましたか。減っているなら、次に見るのは「基地局でしか通じない経験」と「どの現場でも通じる経験」の線引きです。入場調整、施工図、切替手順、安全書類のどこまでが基地局に固有か。求人票の仕事内容欄と並べて、同じ言葉が使われているかを確かめてください。
1級より、工事担任者のほうが要るのでは
どちらが上という話ではなく、根拠法も、載っている欄も違います。国土交通省の「配置技術者となり得る国家資格等一覧」(2025年12月18日施行)で、電気通信工事業の欄が監理技術者の側の色になっているのは2つ。1級電気通信工事施工管理技士と、技術士の電気電子部門・総合技術監理部門(電気電子)です。工事担任者は同じ一覧の主任技術者の側にあり、第一級アナログ通信と第一級デジタル通信の両方、または総合通信で、枠内に「3」と書かれています。これは資格を取ってから電気通信工事の実務経験が3年要るという意味で、さらに注8により令和3年4月1日以降に合格・養成課程修了・認定を受けた人に限られます。電気通信主任技術者も同じ主任技術者の側で、こちらは「5」です。現場で手を動かすのに工事担任者が要るのはそのとおりですが、置かれている欄が違うので、どちらかがあれば足りる、という関係ではありません。なお「電気通信技術の基礎」の科目免除は、工事担任者規則の条番号と施行日を確認できていないので、このページでは扱いません。
求人は何件あって、いくらなのか
件数も、求人サイトに出ている年収も、このページでは書きません。求人サイトの集計を一次資料として扱えないからです。公表統計でいちばん近い欄は、電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)。きまって支給する現金給与額478.9千円を12か月分にして、年間賞与その他特別給与額1,805.2千円を足すと7,552.0千円、約755万円です(厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査・職種第1表・産業計・企業規模計10人以上・男女計、平均43.8歳/勤続15.7年)。ただしこれは職種別の数字で、この欄ひとつに約48万人が入っており、設計や開発の技術者も同じ欄です。逆に、あなたに近い通信ネットワーク技術者はこの欄から除かれています。資格の有無による差はこの統計からは分かりませんし、転職すればこの額になる、とも言えません。
判定の根拠となる法令・一次資料
以下は一次資料に基づく要点の要約です(原文は各カードの出典リンクから)。これらの資料が示す配置・登録の要件を、当サイトの基準に当てはめて判定しています。
ここは言い切れません
判定の適用条件と、この資料だけでは言い切れない点です。
- 5点・6点・1点は、経営事項審査で技術職員1人をいくつとして数えるかの点数。会社の経審の総合点でも、あなたの年収や社内評価でもない。1級だけなら5点で、6点には監理技術者資格者証の交付と監理技術者講習(5年ごと)の修了が要る
- 年収が上がる・転職に有利・評価される、とは言えない。ここで確認できるのは制度上の扱いだけ
- 755万円は公表された年収額ではなく、月額と年間賞与からの当サイトの換算。全国・全企業規模の平均で、地域・企業規模・経験年数で大きく動く。資格の有無による差はこの統計からは分からず、転職すればこの額になる、とも言えない
- 合格者数は試験機関が年度ごとに発表した人数を足したもの。令和元年度・2年度は「実地試験」で、令和3年度からの「第二次検定」とは名称が違う。実施機関も別で、電気通信は全国建設研修センター、電気工事は建設業振興基金
- 資格手当の実額、資格別の平均年収、求人サイトの件数とレンジは、一次資料で裏が取れなかったので書かない
いま、このページでできること
開いた先では、先に勤務地の欄を見てください。転勤の有無はそこに書かれています。次に、年収の下限と、いまの年収を並べます。比べるのは上限ではなく下限です。夜勤の回数はほとんど書かれていないので、面接で聞く項目としてメモしておいてください。このページでは個別の求人も企業名も出しません。条件を見るのはリンク先です。制度の側は、出典リンクから国土交通省の一覧を開けば、電気通信の欄で監理技術者の側の色が付いているのが2つ(この1級と、技術士の電気電子)だと、自分の目で確かめられます。応募するかどうかは、条件を見てから決めれば大丈夫です。
リンク先は転職サービス「建設転職ナビ」のサイトです。このページで個別の求人や企業名を出すことはしません。勤務地・転勤の有無・残業・年収を並べて見るところから先は、そちらで進めてください。
今の年収で、転勤なしの求人条件を確認する転職するかどうかは、求人を見てから決めれば大丈夫です。
資格を活かせる転職先の例
監理技術者の配置が必要な工事を持つ会社が候補になります。業種によっては資格取得後の実務経験が必要です。
他にも資格をお持ちなら、同じ物差しの判定を確認できます